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リトアニアに住む彼がSF関係のシンポジウムに行ったそうです。

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SF作家によるトークショーには4人の作家さんが登場し、これはリトアニアの全SF作家の半分に相当するのそうですwリトアニアの小説は歴史小説が多く、SFはニッチなんですね。

SFの中にスチームパンクというジャンルがありますが、リトアニア初のスチームパンク小説が登場したのはなんと2013年です。アンドリュス・タピナスという男性によるVilko Valanda(英題Hours of wolf )という小説なのですが、登場以来20週連続でリトアニアのベストセラートップ10に入り、ゲーム化もされたほどの人気作だそうです。ウィキのあらすじを読んでみたら歴史要素やファンタジー要素がごちゃまぜになっていて面白そうだったので簡単に紹介しておきます。

1870年、ロシア帝国はロスチャイルド家からの莫大な借金を抱えていた。ロスチャイルド家は借金を帳消しし、さらに向こう30年利息をゼロにするのと引き換えにヴィリニュスとタリンを寄越せと要求。ロシア帝国は承諾した。
35年後、ヴィリニュスはタリン、クラクフ、プラハ、コンスタンティノープルの一部とともに自由都市同盟に所属していた。サミットの数日前、墓場で起きたとある殺人事件を端緒に水面下に隠れていた政治的陰謀が露見する。ノヴォシビルスクで開かれるサミットに気球で向かっていたヴィリニュス大使は同市の地下に潜入し、ロシア人のエージェントとスパイ合戦を繰り広げ、ロシア人による反乱を鎮める。
ノヴォシビルスクでヴィリニュス大使はマッドサイエンティスト達の存在を知る。彼らは半分ロボット、半分生命体で出来たサイボーグを作っていた。墓場での殺人事件の下手人は彼らが作ったロボットとオオカミのサイボーグだったのだ。
ヴィリニュス大使が真相に気づいたとき、オオカミ達は逃げ出していた。なんとかして止めようとするが、時すでに遅し。万策尽きたころにヨーナス・バサナヴィチュス(1857〜1927、実在した作家)が巨大なグライダーで助けに来て、グライダーの先に付いた武器でオオカミ達を一網打尽にして、めでたしめでたし。
ただの靴修理屋のおじいさんだと思われていた人物がロスチャイルド家の主だったというオチ。


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巨大なグライダーに乗ってきた人。

西と東に綱引きされているというリトアニアの立ち位置は現実のリトアニアの歴史そのまんまなんですけど、あらすじ読んだ感じだと邪悪なサイボーグを作っていたのはロシア側?ということになり親EU反ロシアな現在のリトアニア人の心境を表現しているように感じます。ロスチャイルドという名前が出てきた時点で自由都市はディストピアだと思ってしまったのですがあらすじから推測すると逆ですね。しかしロシア製のサイボーグならそんなに怖がることないのではw(リトアニア人にとってロシア製は粗悪品の象徴)
英語版が出てるのでいつか読んでみたいですね。

追記 
スマホアプリから投稿してるのですが画像の横に文字が入ってしまって直せません。

ブログを読んだ彼から誤訳の指摘がw 主人公は大使ではなく巡査で、ノヴォシビルスクではなくノヴォヴォリンスクだそうですwwヴィリニュス近郊の都市wwそしてオオカミは複数ではなく一匹ですね。テヘッ 

あと意味がわからない固有名詞が出てたので飛ばしたのですがマッドサイエンティストの親玉はロシアが囲ってた宗教団体らしいです。サイレントヒルみたいな感じなんですかね。ともあれ萌えがいっぱいの小説なことは間違いないですね。