帰国の前日に大聖堂の塔に上ってきました。入場料4.5ユーロというのがリトアニアにしては高いです。
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 最初の階段を上がると、こんな装置がありました。
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 塔の最上階に付けられたカメラを自由に動かして街の風景を見られます。こちらはゲディミナス通りの脇にある建物です。
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 これを拡大すると・・・
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 水着姿のお姉さんがテラスでスマホをいじっていました!!わぁい!!(何しに来たんだ・・・)

 さらに上に行くには、何回か梯子を上ります。
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 この梯子がゆがんでいたり、ひび割れていたりしてなかなかスリリング。リトアニア人の10歳くらいの男の子はお母さんに励まされながら一生懸命上っていましたが・・・
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 上ったところで鐘がゴロンゴロンとけたたましく鳴り始め、号泣してました。子供を恐怖のどん底に突き落とす、抜群のタイミング!
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 鐘はこんな感じ。手前のモーターで車輪のようなものを前後に回し、鐘を自動的に揺らしているようです。
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 梁や柱もひび割れたり、変な削れ方をしているものが多いです(再利用したのか?)。大工さんたちののびのびとしたおおらかな人柄が伝わってきて、癒されますねぇ~
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 ・・・嘘です。普通に怖いです(笑)。でも、リトアニア建築にはこういうことが多々ありますが、意外と崩れない、意外と死なない。どうせ上るなら楽しまないと損なので、そういうアトラクションなのだと割り切りましょう。(しかし、真面目な話、リトアニア人はけっこう勤勉そうで服装なんかもきちっとしてるのに、建築とか道路になると適当なのは不思議・・・。)

 勇気を出して梯子を上ったご褒美は、街の風景です。
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 アリのように列を成す観光客の群れを見下ろしましょう。
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 大聖堂のてっぺんの女神(?)像や彫刻もここからならばっちり。
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 手に3つの釘があるとは知りませんでした。(これはさきほどのカメラの画像。)
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 降りるときの恐怖もひとしおでした。足元が不安定なので後ろ(進行方向と逆)を向きながらで下りたかったのですが、後ろを向くと板の隙間から数十メートル下が見えるので、結局手すりにしがみつくようにして前を向きながら下りました。ヒィ~ッ
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 ・・・しかし、4.5ユーロは高いと書きましたが、それは博物館としての話です。遊園地として考えたら4.5ユーロは安いかもしれません。心臓を鍛えるだけではなく、バランス感覚も養えるし水着のお姉さんも見られる!けっこうお得な塔上り体験です。
 
 「あの少年も塔を出るころには大きく成長してるであろう・・・」 私はそう思いながら塔を後にしたのでした。