6月にヴィリニュスの猫カフェ「Kačių kavinė(カチュー・カヴィネ Cats cafeの意)」に行ってきました。
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 ここはヴィリニュスで2つ目に出来たところで、駅の近くにヴィリニュス初の猫カフェがあったのですが、行こう行こうと思っている間につぶれてしまいました(悲)なので現在はヴィリニュス唯一の猫カフェです。多分。

 日本の猫カフェに行ったときは入場料とドリンク代で一人1200円くらい取られた気がするのですが、カチュー・カヴィネは入場無料で、客一人あたり2.9ユーロ以上の飲み物や食べ物を注文するというシステムでした。飲み物や食べ物はさぞかしぼったくりなのだろうと思いきや、一品ごとの値段や質・量は他のカフェやレストランとあまり変わらず、実に良心的でした。例えばコーヒーは1.5ユーロ、スモークサーモン付きのブリーナイ(じゃがいものパンケーキ)は4ユーロでした。

 お店のレイアウトも良かったです。猫を触るスペースと飲食スペースが分けられておらず、そこらへんでくつろぐ猫を見ながらゆっくりコーヒーを飲めます。猫にとっても広いスペースを自在に歩けるのでストレスが少ないと思います。ちなみに猫用の避難部屋も併設されていて、そこには客は入れませんがドアの小窓から猫が入れるようになっています。
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 2回行きましたが、気持ちよさそうにうつらうつらしたり、ぐっすりと眠りこんでる子が多かったです。
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 客がいるスペースで寝るということはそこまで人間を警戒していないということだと思いますが、人間に興味があるかというと話は別です。撫でても嫌がりませんが、あまり嬉くもないという感じです。おもちゃには反応したり、しなかったり・・・。猫カフェの猫ってそういうものだと思いますが、少し切ない・・・
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 2回目に行ったときはみんな昼寝モード前回で相手にしてくれなかったので、鼠のぬいぐるみと一緒に「ほ~ら猫じゃらしだよ!」「ブヒッブヒィィィ!(鳴き声)」と芝居をして彼氏を笑わせていたのですが、通りがかったカップルが本物の動物だと思ったのか「何・・・アレ?」みたいな顔で鼠をを凝視していました。ごめんなさいただのぬいぐるみです。
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 椅子にはさまる鼠。
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 ちなみに猫は鼠のぬいぐるみには全く興味ナシ。何匹かに試してみましたが、好きな子を楽しませようとして渾身のギャグを放ったものの思いっきり滑った人みたいになりました。冷たい視線が切ない・・・
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  猫と仲良くなりたい一心で餌を購入しましたが、猫たちは腹も満たされているのか食べない子も多く・・・これもまた切ない・・・

 こう思い返してみるといろいろと切ない体験でしたが、日本の猫カフェに行ったときもこんなもんでした。いや、日本で私が行ったカフェでは触ろうとすると逃げる子が多かったので、こちらの方がマシですが。猫カフェとは修行の場でもある・・・そう確信した猫カフェ体験でした。