ヴィリニュスのメインストリート・ゲディミナス通りの裏側にこんな場所が隠れているとは・・・またしても感動しました。
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 昨日は彼の友達の誕生パーティを兼ねて、この緑地でピクニックをしました。
 みんなでお菓子を持ち寄ってジュースで何時間もおしゃべりしていました。長い人は午後2時半から7時ごろまでいたようです。そんなに同じところにいたら飽きるのでは?と思うかもしれませんが、とんでもない!春のぽかぽか陽気の中、こんなきれいな場所にいたら時間も忘れてしまいます。(ちなみに、現在のリトアニアは日が長いので7時になっても日本の3時~4時くらいの明るさです。)
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 彼の友達はイギリスの大学の数学科を卒業して、今はリトアニアで若者向けの健全なたまり場(ヨガクラスや映画鑑賞会をやっている)を運営したり、劇を作ったりしているという変わり者です。誕生パーティに集まってくる人達も面白い人達が多かったです。しかも、目が濁ってなくて綺麗!目が綺麗なのはリトアニア人全般に言えることですが、彼らはその中でも抜群に透き通っていて、どうやったらこんなにまっすぐに育つの?というくらい、オープンで優しい人達でした。それにしても、私もリトアニアにしばらくいて毒気が抜けたのか、こういう人たちを前にしてもそわそわしなくなりました。(最初の頃は戸惑ってそわそわしていた。笑)

 みんな基本的にはリトアニア語で喋りますが、私と喋るときは英語で喋ってくれます。その英語がまた流暢で!海外留学した人もいますが、一度も国外に出たことない人も語彙が豊富ですらすらと喋ります。

 ヨーナスという男の子がみんなにオレオを牛乳に浸けて食べる方法を講釈してくれました。オレオを牛乳に浸ける食べ方には二つの「流派(school)」があり、一つはそのまま牛乳に浸け、もう一つはクッキーを剥がして浸けるといもの。そのまま牛乳に浸ける場合は、クリーム部分にフォークを刺して、ストップウォッチで測って4秒牛乳に浸します。4秒というのは「enoughではなく、correctなんだ」と念を押すヨーナス。この方法で食べると、確かに、オレオに牛乳が染み渡ってすごくおいしい!クッキーをはがした状態で食べるときは、クリームを歯で取り除くべし、だそうな。クリームを露出させた状態で牛乳につけると、クリームが溶けてしまうためです。クリームを取り除いたら、指で端をつまんで3秒牛乳に浸すのがcorrect。 オレオをそのまま口に入れて牛乳を飲む方法は「野蛮(barbaric)」らしいです。笑 ヨーナスがどこかの教授みたいにきっちりとした喋り方で細かいところまで熱く語るので、みんな大爆笑でした。

 (どうでもいいけど、私が持っているリトアニア語の教科書に出てくる男のキャラがヨーナスです。日本語で言う「太郎」みたいな感じらしいです。ベーシックだけどなかなかいないので、初ヨーナスに会えて感激しました。)

 おしゃべりに疲れたら、草原で転がったり、ぼけ~っと景色を眺めたり。こんもりと茂った緑や旧市街の可愛い赤い屋根を見ながら、リトアニア人の目が綺麗の秘訣はこんな環境にもあるのかもしれないなぁと思いました。
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